昭和のオヤジのノリ

 田原俊彦がTBSラジオで男性器を連想させるセクハラ発言や女子アナの手に触れるなどの行為をして不適切と注意されて謝罪をしました。もともと田原はデビューした頃からそういうキャラでした。今の時代に未だに「昭和のオヤジのノリ」なので、田原がこうした結果になるのは十分に想定の範囲内で意外さはありません。そりゃ下ネタも喋るし、ボディタッチもするでしょ、トシちゃんなら。
 田原と同い年の僕もこの「昭和のオヤジのノリ」はよく知っています。昔なら許された、というよりは当たり前にしていた言動が、今では完全にセクハラ認定されるというのは、頭では理解していても、ついポロっと出てしまうというのも同世代の「あるある」でしょう。今の60代以上、もしかしたら50代後半も含めてみんな「昭和のオヤジ」ですから、周りを見ていても「それはダメでしょ」という言動をしている同世代がまだまだいます。見ていてヒヤヒヤしますし、注意できる時にはなるべくするようにしています。
 僕自身はこの切り替えはかなり早い段階でできていました。コピーライターという仕事に携わっていたので、こうした社会の変化には敏感でしたから、かつては下ネタや「いじり」で受けを狙っていた「昭和スタイル」もセクハラ、パワハラとして受け止められるんだということから、かなり早めに「平成しぐさ」への転換を図りました。今では「令和風」に若い人たちに対してはもちろん、昭和からの付き合いの相手であってもソフトな対応を極力心がけています。相手が嫌がっているとわかっていることを敢えてする必要はありません。
 ただ普段はそういう言動ができていても、アルコールが入ったくだけた雰囲気の時にはつい昔の癖で、とんねるずやダウンタウンのようなセクハラ、パワハラトークをやらないとは言い切れません。「三つ子の魂百まで」という諺がありますが、20代30代の頃にやっていたトークスタイルは、消えたわけではなく封印してあるだけなので、いつ封印が解かれて「昭和のオヤジ」が出てくるかもわからないのです。なので、よほど気を許せる相手でない限りは、酔っ払うまで飲むことは今はしませんし、「昭和のノリ」に免疫がない若い女性とはそもそも飲み会に同席しないのが一番良いとさえ思っています。若い女性も昭和オヤジなんかと飲みに行っても楽しくないでしょうしね。
 
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