言うべきか我慢すべきか

 人間、生きていれば腹立たしいことが数限りなくあります。特に人間関係はそんなことばかりです。その時に反射的に文句を言うか、ぐっと我慢するかは人それぞれでしょうし、相手にもよりますし、立場や状況にもよります。僕の場合は子どもの頃から腹が立つと即座に反論するタイプでした。青年になり、中年になり、もうすぐ老人になる今になっても、それは基本的に変わりません。

 また僕のような性格の人間は、それで人間関係が切れることをあまり恐れません。と言うか、むしろ切れた方がスッキリするので、より攻撃的になりがちです。特にいけないのがメールです。まだ口頭で言ったことは記録に残らないので、後でフォローもしやすいのですが、メールとかLINEのような文章はずっと残ってしまうので、ますますこじれます。メールが普及して以来、失った人間関係は昔よりずっと増えた気がします。

 ただこれだけ長期間にわたってそうやって生きてくると、当然「言わなければ良かった」ということもあります。反射的に文句を言っても、その場面で自分がすっきりするだけで物事の解決になるどころか、取り返しがつかないことになる場合が多いからです。その時には関係が切れて「せいせいした!」と思っても、落ち着いてくると「まずかったかな」となる場合もいくらでもありました。子どもなら絶交と仲直りを繰り返すこともできますが、大人は一度こじれたら関係修復はかなり難しいです。

 と言うことで、遅まきながら50歳を超えてからはかなり我慢が効くようになりました。絶対昔なら関係を絶っているな、と感じるところでも随分と抑えています。もちろん、あくまでも「当社比」ですから、ぶった切ってしまった関係は最近もいくつもありますけどね。我慢し過ぎるのもきっと身体に悪いと思っているので。

 

 

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