ふるさと納税が単なる寄付に

 少し前になるのですが、2月17日に「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクが『ふるさと納税の確定申告に関する実態・意識調査』の結果を発表しています。それが衝撃的だったので、注意喚起の意味も込めて取り上げてみたいと思います。
 ふるさと納税については「お得な通販」くらいに思っている人も多いようですが、仕組みとしては地元ではなく他の応援したい自治体に寄付をすると、その金額の約3割くらいの返礼品が貰えるという制度です。手続きをすると、寄附金のうち2,000円を超える部分については所得税の還付、住民税の控除を受けられます。すなわち本来自分の住んでいる自治体に納める住民税を他の自治体に納めたような形になるので「ふるさと納税」と呼ばれているわけです。ただし手続きをしないと税金の還付や控除はありませんから、単に他の自治体に寄付をしてその3割程度の金額の返礼品を貰ったことになるので、かなり「割高の通販」になってしまいます。 
 この手続きには2種類あって「ワンストップ特例制度」と「確定申告」のどちらかを選んで手続きをします。ワンストップ特例の方が楽ですが、いくつか利用するための制限があるので、僕の場合は毎回確定申告をしています。確定申告なんか難しそうで嫌だという人は、ワンストップ特例制度を利用すれば良いと思います。
 今回の調査結果では3人に1人が「寄附金控除に手続きが必要なことを知らない」と回答しています。まあ知らない以上、多分ふるさと納税をしないでしょうから、このこと自体は驚きではありません。世の中にはお金のことに興味がない人が一定数います。「ふるさと納税」という言葉を知っていても、それと自分は無関係だとか思っているのでしょう。
 驚いたのは、控除手続きの必要性を知っていて、かつ、ふるさと納税を活用していても、4人に1人は「寄附金控除を受けたことがない」と回答していることです。なぜ知っていながら手続きをしないのかと聞くと、「手続きの仕方を知らない」(39.8%)、「手続きが面倒だから」(34.0%)ということでした。じゃあふるさと納税なんて大損なだけだからやらなければ良いのにと思ってしまいます。確定申告はまだしも、ワンストップ特例ならふるさとチョイスに限らず、どのふるさと納税サイトでも丁寧に解説してあります。少しそういうページを見るだけで簡単に手続きできるのですから、やってみれば良いのになと思います。と言うか、やりましょう。
 ところでこの調査では確定申告の方法も聞いていて、多い順に「インターネット」(63.9%)、「税務署」(33.4%)、「郵送」(19.6%)、「税理士に依頼」(8.1%)だそうです。予想以上にインターネットの割合が多くて驚きました。いつも僕は郵送ですが、なんと5人に1人しかいない少数派でした。ネットで確定申告した人に、カードリーダーを買ったのか、スマホでやっているのかまで聞いて欲しかったです。僕も毎年確定申告しているのだから、そろそろカードリーダー購入を本気で考えようかなぁと改めて思いました。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次