ボーカルのレッスンではしばしば英語の発音を先生に注意されます。洋楽の場合、半分以上は英語の発音指導と言ってもいいくらいです。逆に言えば日本語の歌の時にはあまり細かく指導されたことがありません。それほど英語の発音は厄介なのです。
7月の発表会ではビートルズを2曲歌うので、基礎の発声練習をしたら、後はいかに英語歌詞を正確に歌うかを教えてもらっています。特に口の形と舌の位置。やはり正確な発音のためにはまずそこから直さなければならないし、そこを注意するのが一番早道のようです。
今の子どもたちはどうしているのか知りませんが、我々の世代は中学1年からずっと英語の授業で発音記号を覚えて正しい発音を教わってきたので、知識としては「LとR」や「th」をどう発音するのか知っていますが、実際にその通りに発音してきたことはほとんどありません。当時の英語の先生自身がジャパニーズイングリッシュ丸出しの発音で授業していましたから、生徒ができるはずもなかったのです。
まさか還暦を過ぎてからここまで細かく発音を教わることになるとは思いもしませんでしたが、これはこれでとても良い勉強だと思って頑張っています。先日は「L」の発音が不明瞭だから、もっと口を横に広げて発音してみるといい、と教わりました。これまで学校では舌を口の裏側につけて発音する、と教わってきましたが、口の奥行きを狭くして横に広げることで舌が口の裏側につきやすくする、というテクニックは簡単にできて良いなと思いました。
ビートルズはイギリスのバンドですから、イギリス式の発音なのかと思いきや、今回原曲をちゃんと聴いて歌ってみたら、実はかなりアメリカ英語の発音でした。やはりマーケットが大きいアメリカを意識していたのでしょうし、ジョンがチャック・ベリーやプレスリーを好きだったことも影響しているのでしょう。なんて、知った風な口を利きたくなるほど、発音を勉強しています。

コメント