石破がいきなり変節

 石破茂が総裁に当選した途端に手の平返しを始めました。まず解散総選挙が前倒しになるようです。小泉進次郎が総裁選で早期解散を主張したのに対して、石破は予算委員会できちんと野党と論戦すると言っていましたが、実際には党内の重鎮の意向なのか、国会開会するとすぐに解散して総選挙に突入するようです。懸念していた通り、菅の後ろ盾がなくては政権維持が難しいようで、結局石破だろうが小泉だろうが菅の言いなりであることには変わりなさそうです。
 また財務相に加藤勝信の起用が固まったそうです。加藤は今回の総裁選で9人中最下位でした。しかも推薦人20人より議員票が少ない16票しかなく、支持の無さを露呈した形になっていますが、そんな加藤を閣内で最も大事な財務相に起用するというのはどういうつもりでしょう。しかも加藤は高市同様に「アベノミクス」の推進論者で積極財政派です。石破とは反対の立場なのに、ここで財務相に起用するということは、恐らくマーケットを意識したのかも知れません。なにせ石破が当選しただけで日経平均先物が大きく下がりました。「岸田ショック」と同様に「石破ショック」が株式市場で起きそうなことに恐れをなしたのでしょう。まあ投資家の端くれとしては助かりますけど。これで金融所得課税とか言い出したら大変なことになってしまいそうですから。
 石破は非主流派のうちは好き勝手に正論を言うことができたでしょうが、いざ実際に自分が政権運営を進めるとなると、何でも思い通りにできるわけではないことを早々に実感していることでしょう。ノーサイドで挙党一致で言った途端に高市から幹事長以外のポストはノーを突きつきられてしまいました。高市は早くも倒閣を企んでいると言われていますが、党内基盤が弱い石破は短命内閣で終わると予測しているのかも知れません。石破にしてみれば舐められたようなもので屈辱的でしょう。
 ある程度の期間、政権を維持していくためには、党内でハレーションを起こすようなことは石破としてもできません。早期解散総選挙もアベノミクスも、菅や岸田の言いなりなのか、もしくは旧安倍派や麻生派に気を遣って仕方なくということもあるのでしょう。そうなると旧統一教会との関係も裏金問題もおいそれと手を突っ込むことはできません。自民党は結局変わらないまま続いていくんだなと思います。できるとしたら河野太郎をデジタル相から交代させたことで、マイナ保険証については従来の保険証との併用期間が延びるかもというくらいのことかなと思います。
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