タレント政務官

 石破内閣が今井絵理子を内閣府大臣政務官、生稲晃子を外務政務官にしました。その前に三原じゅん子もこども政策担当大臣にしています。当然のごとく批判が巻き起こっています。今のところ称賛の声を見たことも聞いたこともありません。近頃はどんなに「ひどいな」と思われる人間に対しても必ず逆張り的な支援者が現れ、それがネットを通じてマスコミ批判や陰謀論とともに拡散していく「トランプ現象」が兵庫県知事選を始めいろいろなところで見受けられますが、彼女たちを今後擁護する勢力というのが出現するのかどうかも気になります。
 今井絵理子は不倫発覚でも辞職せず、さらに視察という名のパリ旅行で批判を浴びましたが、これについては一切会見もせずに無視を決め込んでいます。生稲晃子は統一教会との繋がりや、まともに政策を語れない様子が批判されています。昔から自民党はタレント議員を多く担ぎ上げてきましたし、扇千景や山東昭子のように大臣や参議院議長まで務めた人もいますから、タレント出身だからと言って、それだけで批判するのは可哀想です。ただこれまでの発言や行動を見る限り、今井、生稲、三原については「なぜ?」としか思えません。
 自民党にはそんなに人材がいないのかと思いますが、実際に今回の選挙の結果で人材が払底しているという話も聞きます。政務官適齢期の若手議員が大量に落選した上に、「政治とカネ」の問題がこれ以上燃え上がらないように、裏金議員を排除していった結果が、今井と生稲の政務官起用に繋がったようです。三原の大臣起用については選挙前からですから、また違う事情もあるのでしょうが、女性を登用しなくてはということから数合わせで大臣になったということもあるのかも知れません。
 官僚がしっかり支えれば大臣も政務官もお飾りで済むという永田町の論理もあるのでしょうが、それにしても有権者からしたら割り切れない思いが残る人事だと思います。ただ気をつけなければいけないのは、彼女たちが批判されるのは「タレント」だからなのか、「女性」だからなのか、それとも本当に「不適格」だからか、という点です。先に挙げた「トランプ現象」で持ち上げられるのは男性ばかりです。このあたりはよく注意しないといけません。
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