米を買わない農水大臣

 もともと江藤拓という政治家はあまり信用できないなとは思っていました。米不足と価格高騰でメディアに出ることが急に増えましたが、見ていても2世議員で口だけは威勢が良いけれども、能力も人望も大してないんだろうと。ただ地方の2世議員なので地元での支持基盤は厚くて選挙は強いから、派閥に頼らなくてもやっていけるのでしょう。これまでも自民党を離党したり復党したり、無派閥になったりをしてきています。石破首相は党内に友達が少ないだけに、こうした一匹狼的な政治家を閣僚にして優遇して子分にしたいのでしょうが、能力がなく口だけ威勢が良いというタイプは失言するに決まっています。案の定でした。
 それにしても農林水産大臣という立場と、今の米に対する国民感情を考えた時に、「米を買ったことがない、うちに売るほどある」はあり得ない失言でしょう。しかも支持者から貰うということまで言っていて、それは贈収賄ではないかとの疑いまでもたれています。当然農水大臣としての資質に欠けるとして更迭されるのが筋です。野党が珍しくまとまって更迭しなければ不信任案を出すと言っています。近づく参院選を考えたら、これで更迭させなければ石破内閣はますます火だるまです。野党に不信任案を提出される前に江藤が自ら辞表を出すのが一番マシな解決策だと思います。
 今の自民党にはこうした出来の悪い世襲議員が多すぎます。優秀なら2世でも3世でも良いと思いますが、問題を起こすのはどれもこれも「無能の人」で、しかも坊ちゃん育ちだからか、人の心の機微もわからず偉そうにしているだけで責任も取らない連中ばかりです。またそういう連中に限ってなぜか上から引っ張り上げられて大臣になるのです。多分謙虚で勤勉で優秀な人間は、頭の悪い世襲議員たちに疎まれるのでしょう。安倍や麻生に共通する彼らの「反知性主義」ぶりは「知性」「学問」「教養」へのコンプレックスの裏返しではないかと思っています。
 田中角栄についての評価は意見が分かれるところはあるとは思いますが、彼は自分の学歴がなくても常に勉強を続けていました。そして能力の高い人間を好んで起用して使い倒しました。自分より頭の良い人間を遠ざけるようなトランプ的な人間がトップに立ち、イエスマンばかりを集めることは不幸でしかありません。昔の自民党が良かったとは言いにくい部分も多々ありますが、今の党利党略どころか自分のことばかり考えている自民党よりは「国を背負う」覚悟がもう少しあったとは思います。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次