逆転勝ちは面白いけど疲れる

 順位決定戦の初戦、日本はベネズエラに最大15点リードされながら、4Qに大逆転勝ちを収めました。見ていて本当に面白い展開ではありましたが、ホーバスがインタビューで言うように、最初からやっていればもっと楽なのに、どうして毎回毎回4Qまでスイッチが入らないのでしょうか。わざと盛り上げるために逆転勝利を演出しているわけでもないでしょうに、見ている側も疲れてしまいます。
 ベネズエラに体力の不安があるのは試合前からわかっていました。そもそもベテランが多いベネズエラが、中一日の日本に対し連戦の不利がありました。そこへもってきて主力2人が故障してベンチに10人しかいないのです。それでホームの日本と戦うのは二重三重にハンデを背負っているようなもので、ちょっと可哀想なくらいでした。審判がベネズエラのファウルをあまりとっていないように感じましたが、審判も少し同情的にベネズエラを見ているのかと思ったほどです。
 ところがベテラン揃いのベネズエラは試合巧者でした。日本の3Pが入らないと見てとって、外は比較的自由に打たせて中を固めていました。河村や富樫のドライブを止め、ホーキンソンもゴール下では自由にさせていませんでした。日本が外したシュートを確実にリバウンドで取っていけば勝てるという着実な試合の進め方で3Qまで日本を圧倒していました。
 ただやはりベネズエラは4Qに入って徐々に動きが止まってきていました。それでも日本のシュートが入らないので、ベネズエラが逃げ切るかと思ったところで、日本のベテラン比江島が覚醒したのです。3Pを立て続けに決めてベネズエラのディフェンスプランを狂わせてしまいました。比江島はこの試合3Pを7本打って6本決めるという離れ業をやってのけました。ベネズエラは富永は警戒していましたが、比江島に対してはそれほど対策を練ってきていなかったのでしょう。
 残り2分で逆転した日本は後はもうエネルギーが切れたベネズエラを突き放すだけでした。ランキングでは17位と格上のベネズエラに勝ち、これでアジア1位へ王手をかけることができました。残るは今大会初めて格下の相手となるカーボベルデ戦のみです。よもや油断することはないと思いますが、ベネズエラに勝ってきた相手だけに、しっかりと最初からギアを上げて臨み、ハラハラしないで済むような勝ち方をしてほしいです。
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