名城大8連覇を逃す

 今日の全日本大学女子駅伝で名城大が8連覇を逃しました。1区でエースの米沢奈々香がトップから44秒差の9位と出遅れたのが全てでした。これまでの名城大ならこの程度の1区の出遅れを残る選手たちが必ずカバーしていたのですが、そんな力は誰にもなく、最終6区で4年生の谷本七星が2人抜いて4位に押し上げるのがやっとでした。その谷本も1年生の時から3年連続で区間賞を取り続けてきましたが、今年は残念ながら区間2位。持ちタイムでは断トツ1位だっただけに悔いが残る走りだったのではないかと思います。
 名城大の8連覇が危ういことは事前からわかっていました。故障者が相次ぎ調整がうまくいっていないことは伝えられていましたし、最終的にエントリーした6人のタイムもこれまでに比べると図抜けたものではありませんでした。特に2区にエリートランナーではない上野寧々を起用せざるを得なかったのは厳しいなと感じました。1区の米沢が貯金を作れば上野も余裕を持って走れたかも知れませんが、米沢が9位と予想外に遅れたために、経験の少ない上野にはより負担が増したのではないかと思います。
 また今大会では優勝した立命館大、2位の大東大が大会記録を更新したように、他校が打倒名城大を目指してレベルアップしてきているのに、名城大は現状維持にとどまっていました。7連覇をしたことでどこかに緩さや甘さが出たのではないかと思います。全員がピークをきちんと大会に合わせてきて見事な走りを見せた立命館大に比べて、調子が上がらなくても勝てるとどこかで思っているのかなと思いました。偉大だった先輩たちはもういないのに自分たちもできると考えていたならそれは過信でしょう。
 かつては立命館大を追う立場だったことを7年の間にすっかり忘れてしまったかのような名城大は、次の富士山駅伝でも苦戦を強いられることでしょう。ただ本来持っている素質は一流の学生ばかりです。この敗戦を糧にして再び黄金時代を築いて欲しいと、いつも近所を走っている彼女たちを見ているオジサンは願っています。
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