大相撲秋場所も10日目が終わっています。これからいよいよ終盤の盛り上がるべき5日間なのに、何とも悲惨な状況です。横綱照ノ富士は5勝5敗で休場しました。東大関の貴景勝は6勝4敗と誉められた成績ではありませんが、これでも大関以上で一番勝っているのです。西大関正代は1勝9敗と信じられない成績で、カド番の御嶽海は3勝7敗と崖っぷちです。ここ数場所は本当に大関以上の力士が前半からコロコロ負けていましたが、今場所ほど酷い場所は半世紀以上大相撲を見てきましたが記憶にありません。
さらに言えば関脇小結も優勝争いには絡んでおらず、東関脇の若隆景が7勝3敗で役力士の中では一番マシな成績です。優勝争いの筆頭は前頭3枚目の玉鷲と8枚目の北勝富士の9勝1敗。それを2敗で追うのが4枚目の高安と10枚目の錦富士です。玉鷲は今場所横綱大関全員に勝って幕内上位陣との対戦は終わっていますから、これからの対戦相手を考えたら優勝候補筆頭と言って良いでしょう。過去に幕内優勝も経験している37歳。衰えない鉄人です。
北勝富士も今日高安に負けるまで全勝をキープしていたので好調だとは思いますが、やはり大関経験者で1差で追う高安の方が地力的にも玉鷲の対抗馬という感じがします。もちろん明日の玉鷲と北勝富士の平幕同士の「大一番」次第ではどうなるかまだわかりませんが、これから上位と当てられるだろう北勝富士はちょっと苦しいのではないかと予想します。
それにしても平幕の方がずっと安定感があって強いとなっては、何のための横綱大関の特権なのかと思います。特に大関陣は看板力士の責任を全く果たせていないのですから、見苦しいのでいったん大関を返上してほしいと思います。正代は大関昇進後、今場所まで12場所中負け越しが5回。御嶽海は今場所で4場所目ですが、勝ち越したのは新大関の場所の1回のみです。照ノ富士の怪我もかなり重症に思えるので、引退時期も近いことでしょうし、全員で改めて一斉リスタートにして、番付をガラガラポンと総替えしてみてはいかがでしょうか。

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