豊昇龍優勝で横綱昇進か

 大相撲初場所千秋楽。2敗の金峰山と3敗の王鵬が直接対決で王鵬が勝利し、3敗の豊昇龍が結びの一番で大関琴桜を下して、3人が3敗で並んで優勝決定ともえ戦になりました。優勝決定戦はだいたい番付上位の力士が勝つものですが、今場所も豊昇龍が連勝して、見事に逆転優勝を決めました。8日目から平幕に連敗し、9日目で6勝3敗になった時点で、豊昇龍の横綱昇進は絶望ムードだったにも関わらず、そこから難敵相手に6連勝での優勝は豊昇龍がそれだけ地力をつけた表れでしょう。
 先場所13勝で準優勝だった豊昇龍は、今場所の優勝で横綱昇進が濃厚になりました。13勝、12勝での昇進というのは、星勘定の上では芳しい成績とは言えないので甘いと批判されることでしょう。特に中盤で平幕に3敗を喫したというのも印象が悪いです。ただ今場所ひとり横綱の照ノ富士が引退をしてしまったので、豊昇龍を昇進させないと来場所は横綱不在となってしまいますから、そういう巡り合わせの運も伴っての昇進という結論になりそうです。
 協会も多くのファンも期待しているのは琴桜と大の里の横綱昇進であることは間違いありません。しかし2人とも今場所は脆さを見せてしまいました。豊昇龍の放っている厳しさと比べると、なんとも物足りない印象が残りました。だったら豊昇龍が先に横綱になって2人の壁になることが、2人の成長を促すのではないかと思います。
 照ノ富士の引退で長らく続いたモンゴル一強時代が遂に終わるかと思っていたら、全くそんなことはありませんでした。朝青龍が横綱になってから20年余り。白鵬、日馬富士、鶴竜、照ノ富士と繋いだモンゴル出身横綱の系譜はまだ続いていきます。
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