公正取引委員会がジャニーズ事務所が元SMAPの3人を起用しないように民放テレビ局に圧力をかけていた疑いがあるとしてジャニーズ事務所に注意した件。デーブ・スペクターが「全国民がやっぱりね」と思ったとツイートしたように、そんなことはみんなわかっていたことです。3人のレギュラー番組が次々と終了していき、CM以外でテレビで見ることもなくなりました。
3人に比べて事務所に残留した2人は未だに変わらず活躍しています。ただし残留した2人のイメージはダウンしたし、独立した3人への判官贔屓からの応援は多くなったと感じますが、だからと言ってテレビ局が起用方針を変えることはありません。SMAPだけではなく、過去にも田原俊彦や諸星和己などトップスターが事務所から独立した途端に干されてきた歴史があるだけに、今さら感がある公取の注意です。
とは言うものの、遅きに失したとしてもこうして公に注意をすることに意味はあります。ジャニーズ事務所に限らずこれまでも芸能人が契約上不利な立場に置かれて、さらに追い込まれていくという事例が後を絶ちませんし、吉本芸人の「闇営業」問題だって、そもそも吉本興業が契約書すら交わしていないということに批判が集まっています。人気女優なのに自分の本名すら名乗れず民放ドラマに出演できない「のん」の件も酷い話です。
前時代的な芸能事務所と所属タレントの関係を健全にすることとは別に、テレビ局の「忖度」も改めるべきでしょう。ジャニーズ事務所が「圧力」をかけたことを否定するのは、そうハッキリとテレビ局に言わなくてもテレビ局側が勝手に「忖度」したからだと思われます。もちろん実際にジャニーズのタレントを起用できくなると困るから局も忖度するわけですから、実質的に圧力をかけているのと同じなんですが、そんな従属関係を改めるようにテレビ局も努力をしていくべきです。なによりそんな忖度でつまらないキャスティングのドラマを見せられる視聴者が良い面の皮です。
もちろん、こうしたことを一気に変えることは難しいだろうと思いますが、少しずつ改善を重ねていけば5年後、10年後には随分と変わっているものです。まずは遠慮しないで元SMAPのメンバーを民放が起用するところから始めてほしいものです。きっと視聴者は拍手をして迎えるし、最初に起用したテレビ局の好感度は上がると思いますけどね。もしくはみんなで一斉にやれば怖くないんじゃないでしょうか。さすがにジャニーズ事務所も全テレビ局を敵に回すことはできませんから。

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