今年のM-1は神回

 20回目の節目となるM-1グランプリ。今年は神回でした。とにかくレベルが高く、全ての出場者が笑いをきちんと取っていました。かつてのM-1では見られなかった「ハズレ無し」です。笑いが取れたか爆笑が取れたかの違いだけで、登場した10組全てが面白いというのは、お笑い芸人の層が厚くなり、また漫才を見る観客の目も肥えたせいでしょうし、M-1がそれに貢献してきたことも間違いないでしょう。
 優勝した令和ロマンは史上初の2連覇でした。これは素晴らしい快挙で、そもそも普通は1回優勝したらチャレンジすること自体をためらうでしょうし、たとえやる気があっても、この高いレベルの中で1万組の1位を獲るのは並大抵の努力では追いつかないはずです。令和ロマンはネタも技術もハイレベルの上に、今回は昨年に続いて不利と言われるトップバッターでありながらの連覇ですから、「物語」を作る運も兼ね備えているようです。
 最後に残った、バッテリィズ、令和ロマン、真空ジェシカはもちろんどれも面白かったのですが、僕は令和ロマン5票、バッテリィズ3票、真空ジェシカ1票と予想したらズバリ当たりました。ただそれは僕がエライわけでも何でなく、審査員が今年は至極真っ当だったというだけです。昨年までとは大きく審査員が変わりました。9人全員が漫才師でしかも若くて今でもネタをやる人たちです。それだけに「いま」視聴者に受ける漫才はどういうものかを熟知していて、一視聴者の僕の予想通りに結果がなるのだと思います。
 唯一少し評価の基準が違うのかなと思ったのは笑い飯の哲夫でした。ただ審査員が全て同じように評価してしまったら9人もいる意味がないので、ちゃんと哲夫なりの評価基準で点数をつけているのはそれなりに大事だと思います。それに哲夫だけ違うと言っても、ほとんど1点2点の差で点をつけていましたから、そこまで大きな影響はなかったと思います。かつていましたが、点差を大きく開いてつけてしまう審査員が一番問題で、その人の採点が結果に大きく影響を与えてしまいます。本来なら最大でも何点差までにする、というルールを決めた方が良いと思います。
 
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