NHKがラジオ放送をスタートさせてから100年の節目ということで、いろいろと特番を組んでいますが、今夜放送されたNHK特番「放送100年 時代を超えて 3世代が選ぶあの番組」はNHKの新旧アナウンサーが登場してNHKの番組を振り返る企画でした。想像していたよりはアナウンサーがメインで、もっと過去の番組をしっかり紹介してくれるのかと思っていたので、そこは少し期待外れでしたが、何より驚いたのは山川静夫が出てきたことです。
僕が子どもの頃のNHKのアナウンサーと言えば宮田輝と高橋圭三のビッグ2ですが、その後に続いたのが鈴木健二と山川静夫です。番組の中でも彼らをしっかりと紹介していましたが、特に山川静夫が新しかったのはバラエティに特化した「柔らかさ」でした。それまでのアナウンサー像を引っくり返し、体当たりでいろいろな企画にチャレンジする姿は、まさに現代につながるアナウンサーの新しい形でした。山川がいなければアナウンサーはそれまでの型を破るのにもっと時間がかかったでしょうし、今のアナウンサーの人気というものも違ったものになっていたかも知れません。
その山川静夫が表舞台から姿を消して久しいのですが、まさか92歳になった今でも立ち姿もしっかりとしていて、滑舌も滑らか、頭の回転も衰えていなさそうな様子に驚きました。何をどう鍛錬しているのかわかりませんが、まだ現役で活躍できそうなほどでした。山川より1歳年下の黒柳徹子の衰えを見慣れているだけに、余計に山川の衰えの少なさに感動すら覚えました。NHKはもっと山川を引っ張りだした方が良いのではないかと思います。
NHKだけにフリーに転身してしまった現役の人気アナウンサーの出演はなかったのは残念でしたし、もっとアナウンサーに照準を合わせるならそれに徹した方が良かったのではないかと思いましたが、まあ山川の元気な姿を見ただけでも、オールドファンには意味のある番組だったと思います。

コメント